京都の街なかにありながら緑豊かな自然の残る吉田山を経て、哲学の道、南禅寺近くのインクラインを巡ります。 深まりゆく秋の一日、自然に親しみながらゆっくりと歩いてみませんか?
コース:
百万遍(バス停)集合→吉田神社→大豊神社(石で出来ている狛鼠、ウサギ、さる等が手で触れられます)→疎水記念館→インクライン(今は使われなくなった線路の上を歩きます)→南禅寺前(バス停)または地下鉄東西線「蹴上」
点字毎日取材から
「視覚障害者ら古都の秋を満喫」── ユニーズ京都が体験会 ──
ボランティアグループ「ユニーズ京都」の体験会「ええとこさがそ!」が11月25日、京都市内であり、視覚障害者、晴眼者計33人が秋晴れの下、散策を楽しんだ。
ユニーズ京都は、70年に発足した京都盲人福祉研究会が前身。点字メニューの拡充などの事業に取り組んでいる。また、08年からは観光や研修で京都を訪れる視覚障害者をガイドするヘルパー養成講座も開講。体験会は、視覚障害者と晴眼者が理解を深める場として開いているほか、受講者の実践訓練も兼ねている。
午前10時に左京区の百万遍交差点に集合し、吉田神社、真如堂、大豊神社、哲学の道、南禅寺などを巡る、約4時間半の散策。葉先が三つに分かれた松やマツボックリを触ったり、落ち葉を踏みしめる音を確かめながら歩くことで京都の秋を満喫した。体験会に参加した全盲の70代女性は、「晴眼者、視覚障害者関係なく、皆で歩くと楽しい」と、1日を振り返った。