京都においてタンデム自転車が公道でも走れるようになって2年が経過しました。
ユニーズでも、担当のY氏をチーフとして、タンデム自転車の環境整備の要求運動からパイロット講習、体験会など、京都サイクリング協会(KCA)の皆さんのご協力を得ながら進めてきています。
私は、以下のような提案を会員にしてみようと考えています。
※入洛される視覚障がい者と一緒にタンデムサイクリングを楽しむ
全国でまだ公道を自由に走れる自治体は3分の1未満に留まっています。
「おこしやす京都」の活動の一環として、観光や研修を目的として来られる依頼者が、それに加えて、あるいは、自転車に乗ること自体を目的として、タンデム自転車走行ができたら、入洛される楽しみが増えるのではないかと考えます。
※ 在住の視覚障がい者にも好きなときに走れる環境を!
同様に、京都在住の視覚障がい者にも、「都合の良いときに走れる」という環境を整えていけたら喜ばれるのではないか。
この件について、Y担当チーフに考えを聞いてみました。
ユニーズがタンデム自転車を保有し、必要に応じて貸し出すというのは、良いことだとは思います。しかしながら、ユニーズがパイロットを調達して派遣するという形は、リスクが大きすぎてすべきではないと思います。
パイロットの技量を保証することはできませんし、事故が起きた時に、法的/社会的に責任を負えるとは、とても思えません。
あくまでもタンデム自転車の利用者が、自らのパートナーとともに、自己責任で使用するという形にすべきと思います。仮にその形をとったとしても、自転車の整備や保管場所、その運用や資金など、クリアすべき課題は様々ですが、まずはその原則をどうするか、おさえておく必要があると思います。
こうした指摘をしっかり踏まえながら、どれほどのニーズがあるかも調査していかねばなりません。KCAの皆さんにも趣旨を理解してもらって、力をお借りしなければなりません。
視覚障がい者と協力者が一緒に、風をきって走れる爽快感!と、コミュニケーション。
自分の都合の良い日を設定して、自然路を走れたら!
その夢をユニーズ京都が現実として、どこまで活動として取りこんでいけるか?
社会的コンセンサスも得られる形で、より多くの協力者を得ながら、見える者と見え見えない者が、力を合わせて、難しい課題を一つずつクリアしていける、そんな活動が新たに芽生えることを願っています。