今は、にぎやかな京の街中になってしまいましたが、所々に龍馬ゆかりの跡碑が残っています。歴史の舞台となった地を歩き幕末の京都を感じてみませんか。
コース概要
池田屋騒動跡碑,酢屋,土佐藩邸跡・近江屋跡碑から円山公園→昼食→霊山護国神社・霊山歴史館(坂本龍馬・中岡慎太郎の墓前から京都市内を一望。→知恩院・青蓮院前。
参加された方からの感想
「京都市内の龍馬の史跡を訪ねて」
河原町通をもと来た方向の南へ下り、三条通りを東へ進むと、長州藩や土佐藩などの尊皇攘夷の志士が近藤勇に率いられた新撰組に挟撃された池田屋があります。今では居酒屋になり小さな石の記念碑が立っていました。
そのまま東へ進んで高瀬川を渡り、川の周囲の木屋町は歓楽街になっていますが、江戸時代の前半、角倉了以、素庵父子によって作られた運河の周りには沢山の材木商が建ち並んでいたようです。
当時の面影を残した材木商酢屋嘉兵衛宅の二階資料館には、木で作った三十石船や高瀬船の模型が並べられ、龍馬が隠れ住んでいた部屋がありました。
木材商の二階では龍馬達の会合が頻繁に行われ、ここで四ヶ月も匿われていたようです。
高瀬川の河畔には沢山の桜や柳が植わり、花見の時期には大勢の人々で賑わうようです。
高瀬川添いに木屋町通りをしばらく下ると四階建ての小学校の廃校が現れ、ここが土佐藩邸の跡地だったようで、向かいには守護神の稲荷神社がお祀りされていました。
高瀬川に沿って下り、四条通りを東に折れ、鴨川を渡ると南座が現れ、東山通りに突き当たると「祇園さん」の愛称で親しまれている八坂神社へ着き、皆でお参りさせていただきました。
円山公園には井口新助宅で切り殺された(近江屋事件)坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像が立っています。
しばらく坂道を上がると霊山護国神社に到着、少し長い石段を上がると坂本龍馬と中岡慎太郎の墓があり、ここから京都市内を一望することが出来ます。
京都市内は春の観光シーズンで、とても賑わっていました。
今回のツアーではボランティアの方々に大変お世話になり、素晴らしい方々との出会いがありました。
今年の大河ドラマで注目されている坂本龍馬ゆかりの場所を回るということで楽しみにしていました。桂小五郎の像から始まり最後の霊山の資料館まで、触れる物があったり、当時の建物に入ることができたりと充実した内容で、あっという間の1日でした。これまでおこしやす京都は一度利用しましたが、このように多くの方とゆっくり回るのもいいですね。歴史に詳しい方の解説があったり、昼食も近くの方と話したりと楽しい時間でした。霊山資料館は新撰組を再現した音声と映像がいくつかありましたが、すべて見ることができなかったので次の機会にまた行ってみたいと思います。また次の企画にも参加したいと思います。
可能でしたら今後の企画の一つに聞香やとう茶の体験も加えていただければと思います。今後ともよろしくお願いします。